■小麦マメ知識
小麦粉の種類
小麦粉は、その用途に応じて、製粉工程中の純度により等級別に分けられます。これは、小麦粉に含まれるたんばく質(グルテン)の質と量、つまり原料小麦の特性(たんぱく質の含有量や性質)によってきまります。
■小麦粉の保存
- 【ニオイが大きらい】
- 小麦粉は、ほかのニオイを吸着しやすい性質を持っています。ニオイの強いもののそばに保存することはさけてください。
- 【湿気がニガ手】
- 小麦粉は、特に湿気に敏感です。保存するときは、風通しの良い、涼しい、乾燥した場所を選んでください。湿気はかびやダニや虫が発生する原因となるだけでなく、たんぱく質やそのほかの成分を変質させてしまいます。小麦粉は生きています。
- 【使ったあとの注意】
- 虫や異物が入らないように、開封部分をしっかりとめて缶・瓶・ビニール袋などの密封できる容器に移しかえます。また、使い残しの粉はカビなどの原因になりますので、もとの袋にもどさないようにして下さい。
- ●古くなった小麦粉は
- 小麦粉は、あまり古くなると、小麦粉中の酵素や空気中の酸素などの影響でたんぱく質(グルテン)や脂質が多少変化します。なるべく早くお使いください。酸味や異臭を感じるようになった小麦粉は、お使いにならないようにしてください。
- ●グルテンとは
- 小麦粉独自のたんぱく質のことです。小麦粉に水を加えてこねると弾力性と粘着性が出てくるのは、このグルテンのためです。このグルテンの量が多く、質の強いものから順に強力粉・中力粉・薄力粉となっています。グルテンの性質を利用して、パンやめん等の色々な食品がつくられています。
- ●こんな虫に注意しましょう
- 小麦粉を好んで食害する虫にチャタテムシがいます。体は小さく、白色ないしはうす茶色で羽を持たず、台所の戸棚の中や押入の奥、畳の裏などこの虫がいない事はほとんどないといってもいってよいくらいです。この虫は、高温多湿の環境を好み、本などの紙面に生えるカビやノリ、フケなども食べます。小麦粉は、涼しくて風通しの良い乾燥した所に保存しましょう。密封できる容器に移しかえて下さい。
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