梅の効用
1日1粒!健康な生活にお役立てください。 |
■万病の薬
「”梅はその日の難のがれ”という言葉があるんですけれども、一粒食べると1日中健康でいられるという風に伝えられています。」
梅干は奈良時代に中国から日本へ伝わってきました。当時は熱さまし、下痢どめ、咳どめといった薬代わりに用いられていました。梅干は食べ物が腐るのを防ぐ効果がありますし、梅干を食べた時にでるだ液により、のどの渇きも防げたようです。 |
■最近、疲れていませんか?
体を動かしたり頭を使うと筋肉の中にある疲労物質“乳酸”が発生します。これが増えてくると体はこの乳酸を分解しきれなくなり、体中に乳酸が蓄積されます。これが疲労の原因です。 |
■クエン酸のパワー!
梅干がすっぱいのは梅干に含まれる成分の“クエン酸”が原因です。「クエン酸サイクル」という言葉があるように、クエン酸はエネルギー代謝に重要な有機酸で、疲労物質“乳酸”を炭酸ガスと水に分解し、体外に排泄する作用があります。
クエン酸をとることで体のクエン酸サイクルが活発に働きます。クエン酸サイクルが活発に働くと分解されるのが乳酸、つまり疲労の原因が分解され減少する為、疲労回復に役に立ちます。
又、スポーツをする前に梅干やレモンなどクエン酸を含む食べものを摂ると乳酸そのものを生成しにくくする働きもあると言われています。
クエン酸パワーは、梅干し一粒でも十分に得られるものです。 |
■アルカリ性食品
梅干はすっぱいイメージから酸性だと思われがちですが、実はアルカリ性食品。
肉や米、パンなどが代表的な酸性食品です。又、インスタント食品の多くもこれに当てはまります。反対に梅干をはじめ、野菜や果物などはアルカリ性食品です。
人間の血液は弱アルカリ性が一番健康的なのです。梅干には、クエン酸をはじめとする有機酸が多く含まれていますので、酸性食品から生じた酸化物を減らす役割を果たし、アルカリの成分を貯え、必要に応じて酸化物を外部に運び出してくれます。
さぁ!梅干を食べて体をアルカリ性にしてあげましょう! |
■「ムメフラール」で血液サラサラ
最近の実験の結果より血流改善には独自の有効成分ムメフラールが非常に効果的であることが分かりました。ムメフラールは梅の果肉に含まれる「クエン酸」と「糖」が加熱する事により結合して発生する成分ですので、加熱しない生梅や梅干には含まれておらず、製造過程で熱を加える焼き梅や梅エキスの効果に期待されています。
血液の流(流れにくいドロドロ血を改善する効果)れがよくなれば体内の老廃物が排泄されやすくなり、生活習慣病にもかかりにくくなると言われています |
■食欲不振には梅干がなにより!
食欲不振は消化液が活発に分泌されない事により起こります。ヒトの体の仕組上、酸味という刺激を感じると、大脳を刺激し、本能的に大脳から各消化器に刺激が伝わり消化液が活発に分泌されます。
梅干を口にしたとたん、あるいは見ただけでもだ液がでます。このだ液に含まれるアミラーゼと呼ばれる消化酵素の働きと梅干に含まれるクエン酸をはじめとする有機酸の働きにより、食欲を進め消化吸収をよくする働きがあると言われています。 |